人材育成成果

政治統合とアイデンティティ

人材育成:支援スキーム:国際会議報告等支援スキーム(学生)

大平 剛史 / サンフランシスコ,モントレー,ポートランド(アメリカ)

2010.07.01

所属: GSAPS
学年: D2
氏名: 大平 剛史
日程: 2010年6月15日 - 2010年6月22日

渡航地(国・都市名)

サンフランシスコ(アメリカ)
モントレー(アメリカ)
ポートランド(アメリカ)

リサーチ目的

1.ASPAC2010に論文発表者として参加
2.上記1.発表準備とパネルリーダー(モントレー国際大学の赤羽教授)との打ち合わせ


研究課題

研究テーマ

「東アジアにおける環境協力(Environmental Cooperation in East Asia)」

研究題目

「地域環境協力は東アジアにおいてどのように進展しているか(How does regional environmental cooperation develops in Asia?)」

研究手法

日中、日印、日ASEAN関係に関する政府文書やプレスリリースを1次資料とした定性的事例研究

会議提出論文の結論

  1. 日中、日印、日ASEANいずれの二者間においても、単発ODA(円借款)プロジェクトは既に、制度化された政府間環境協力に発展している。
  2. 日中、日印間ではさらに、制度化された政府間環境協力から、営利事業を含む事実上の半官半民の環境協力が進んでいる


成果

大平 剛史 at ASPAC2010

モントレーでの成果

自分の発表リハーサルを行いモントレー国際大学の教員から有意義な指導を受けたこと、ASPACにおいて同じパネルで発表・議論を行う他の2名の参加者とパネルの目的について意義のある打ち合わせが行えたことの2つが成果である。特に後者については、パネルの目的である異なるセクターが地域統合にどのように反応しているかについて意見交換を行い、互いの発表に関して本番のパネルでどのようにサポートできるか検討することができ、有意義であった。

ポートランドでの成果

  1. ASPACでのパネル発表:教育、貿易、環境の各セクターを事例として、東アジアの地域統合の現状と予想される将来の動きに関して学際的な検討を行い、自分の発表論文への建設的コメント・修正箇所の示唆を得た。特に、「半官半民」の協業状態を表現するためにアジアの研究者が多用する「トラック1.5」の概念が北米の学会でどのように捉えられているかがわかり、国際的に通用する定義の仕方を学んだ。
  2. 研究者同士の人脈作り:同分野を研究する国際的人的ネットワークづくりができた。博士論文のための研究の達成度も同時に図ることができた。


事業推進担当者確認


報告書


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