研究成果

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研究:出版物:アジア地域統合講座

『アジア地域統合講座』全12巻 編集代表・天児 慧 勁草書房刊 12月10日刊行開始

2011.10.25

概要

グローバルCOE 5年間の集大成
未来への道を指し示す「アジア地域統合学」
『アジア地域統合講座』全12巻
編集代表・天児 慧 勁草書房刊 刊行開始!

新進気鋭の若手研究者が生み出した、新たな知の領域
総合研究シリーズ
★第1巻 松岡俊二・勝間田弘 編著『アジア地域統合の展開』
 第2巻 浦田秀次郎・金ゼンマ 編著『グローバリゼーションとアジア地域統合』
 第3巻 梅森直之・平川幸子・三牧聖子 編著『歴史の中のアジア地域統合』
 第4巻 天児慧・松岡俊二・平川幸子・堀内賢志 編著『アジア地域統合学 総説と資料』
最先端の現場で活躍するスペシャリストの英知を結集
専門研究シリーズ
★第1巻 勝間靖 編著『アジアの人権ガバナンス』
 第2巻 松岡俊二 編著『アジアの環境ガバナンス』
 第3巻 黒田一雄 編著『アジアの高等教育ガバナンス』
 第4巻 植木( 川勝) 千可子・本多美樹 編著『北東アジアの「永い平和」』
「地域統合」ってなんだろう? 研究への扉の前に立つ君たちへ
テキストブック
★天児慧 編著『アジアの非伝統的安全保障I 総合編』
★天児慧 編著『アジアの非伝統的安全保障II 中国編』
★鴨川明子 編著『アジアを学ぶ 海外調査研究の手法』
 浦田秀次郎・栗田匡相 編著『アジア地域経済統合』
leaflet [221KB]

「総合研究シリーズ」「専門研究シリーズ」各巻定価3,990 円( 税込) A5 判・上製本254 頁( 予定)
「テキストブック」各巻定価2,940 円( 税込) A5 判・並製本240 頁( 予定)
★12月10日刊行予定。以下、続刊。

「アジア地域統合講座」は、若手研究者たちが中心となり、力を合わせて作り上げた研究活動成果の集大成である。アジアの地域協力・統合に関心を寄せる多くの方々にとって、本シリーズが有意義なものになり社会に貢献できることを願ってやまない。
(GIARI 拠点リーダー天児慧「刊行にあたって」より)



刊行にあたって

21世紀に入り、紆余曲折した歴史の流れはあるものの、グローバリゼーションの波は世界を大きく変えてきた。アジアにおいても経済、社会、文化、情報などさまざまな分野で国境を超える活動が急速に拡大している。それにともない「デファクト」としての地域協力が目覚ましく進展した。経済分野では、多国籍企業が今や各国経済活動の中心となり、生産、販売、技術開発などの領域で国際分業が進み、利益の創出も一国を超えたものとなっている。社会・文化交流の面でも、域内の留学をはじめとした人的交流、日本の漫画・アニメ、韓流ドラマなど国境を超えたダイナミックな動きを創り出している。経済・社会・文化の動きは外交、安全保障などの地域交流・協力にも波及している。さまざまな地域安全保障のダイアローグ、枠組みづくりが試みられている。このように国際化、グローバル化は確かに地域化を生み出し促進している。

他方で、こうした動きに逆らうかのようにアジア域内での矛盾、摩擦も頻発している。安全保障の分野ではアジア諸国内の歴史認識の相違が克服されておらず、領土問題とそれにつながる海洋主権をめぐる葛藤も深刻化してきた。同盟関係を超えた新たな安全保障レジームの形成は当面は難しい状況である。テロ、大量破壊兵器拡散、人権問題、食糧問題、環境・エネルギー問題、災害、感染症といった共通の問題を解決するためのしっかりした協力枠組みの構築も、まだ本格的な動きにはなっていない。

しかし、問題にぶつかり前進と後退を繰り返しながらも、地域協力・地域統合の流れは不可避であり、ますます大きな潮流になっていくことは否定できない。それゆえに、依然として流動的で不定型なままの変容ではあるが、現代を生きるわれわれには、次世代の日本、アジア、ひいては世界の平和で公平で安定し繁栄した社会を構築するために、どのような試みを共同して推進するかが問われているのである。

こうした中で、早稲田大学はアジア太平洋地域に関する専門研究・教育を重視する基本戦略を定めた。アジア太平洋地域の「知の共創」の拠点になるということである。その推進主体として大学院アジア太平洋研究科を1998年に設置したが、まさに早稲田大学におけるアジア研究とその人材育成を一挙に活発化した。2002年から5年間、文部科学省の21世紀COE(Center of Excellence)「現代アジア学の創生」プログラムが政治経済学術院とアジア太平洋研究科が軸になって推進された。2007年からはアジア太平洋研究科が軸となって、政治経済学術院、社会科学総合学術院、アジア研究機構などとの連携を図りながら、「アジア地域統合のための世界的人材育成拠点形成」(GIARI)プログラムを作り、文部科学省の大型競争的助成資金グローバルCOEを獲得した。それは先の21世紀COEプログラムを引き継ぐものであった。

GIARIプログラムでは、政治、経済、社会のディシプリンの学問と、国際政治経済、国際社会文化、伝統的・非伝統的安全保障といったインターディシプリナリーな学問の連携・融合を試みながら、アジア地域統合学の研究に取り組んだ。同時にこうした研究・調査活動に、留学生を含む多くの大学院博士課程学生やポスドク生などを積極的に取り込み、各専門分野における高度人材育成に力を入れた。もちろんこのような試みは「行うは難し」で、数々の試行錯誤がともなった。しかし、この5年間に幾つかの画期的な成果を上げたことも確かである。「アジア地域統合」の志を抱きそれぞれの専門的知識を持った若き研究者たちが、このプログラムに関わり博士学位を取得した。さらにその中で国内はもとより中国、韓国、東南アジアなどに戻り研究・教育活動を始めている者も少なくはない。こうした中で出版のはこびとなった「アジア地域統合講座」は、シニアの研究者だけでなく中堅・若手の研究者たちが積極的に協力し、力を合わせて作り上げた研究活動成果の一端である。

本プログラムを支援してくださった多くの方々に深く謝意を表するとともに、アジアの地域協力・統合に関心を寄せる多くの方々にとって本出版企画が有意義なものになり社会に貢献できることを願ってやまない。

グローバルCOE・GIARI代表 天児慧



各巻内容

アジア地域統合講座 総合研究シリーズ 第1巻
松岡俊二・勝間田弘 編著
アジア地域統合の展開
The Development of Asian Regional Integration

一つになるアジアを捉える、学際的研究の集大成。制度の分析からヨーロッパとの比較まで、多角的な視点からアジア地域統合を捉え、研究の最前線を開拓する。

  • 序章 アジアの地域秩序と重層的ガバナンス / 天児慧
  • 第1部 地域制度の考察
    • 第1章 アジア地域統合研究への制度論アプローチ / 松岡俊二
    • 第2章 規範と地域制度 ― 東アジア共同体の胎動 ― / 勝間田弘
    • 第3章 東アジア安全保障への制度論アプローチ ― ネオリベラリズムの視点から ― / 赤羽恒雄
  • 第2部 地域統合と経済・社会
    • 第4章 東アジアの経済統合 ― 貿易構造の変化と統合の利益 ― / 横田一彦
    • 第5章 東アジアFTAと国内政治 ― 韓国の事例から ― / 金ゼンマ
    • 第6章 東アジアのエネルギー・環境制度 / 堀内賢志・松本礼史・田中勝也
    • 第7章 アジア域内の教育ネットワーク ― 東南アジアにおける地域機関・政府・大学の活動 ― / 鴨川明子
  • 第3部 アジアとヨーロッパの比較
    • 第8章 インフォーマルな制度デザイン ― ASEANの経験と地域制度の比較 ― / 舒旻
    • 第9章 後発国・後発地域に対する協力制度 / トラン・ヴァン・トウ,鈴井清巳
    • 第10章 歴史問題と地域協力 ― 「ドイツ・モデル」と東アジア ― / 松村史紀

アジア地域統合講座 総合研究シリーズ 第2巻
浦田秀次郎・金ゼンマ 編著
グローリゼーションとアジア地域統合

  • 第1部 グローリゼーションと国際関係
    • 第1章 複合的グローバリゼーションと東アジア ― 国際政治学からの鳥瞰図 ― / 山本吉宣
    • 第2章 グローバリゼーションとニューリージョナリズム ― 拡散と収斂のダイナミズム ― / 金ゼンマ
    • 第3章 グローバリゼーションとアジア地域研究 ― アジア地域統合を思考するために ― / 栗田匡相
  • 第2部 グローリゼーションと経済・社会
    • 第4章 東アジアにおける地域経済統合 / 浦田秀次郎
    • 第5章 ポスト通貨危機の東アジア金融と地域協力 ― 新たな課題の登場と取り組み ― / 深川由起子
    • 第6章 東アジアの環境協力 ― 日本の環境ODAと東アジア環境共同体の形成 ― / 松岡俊二
    • 第7章 労働市場統合 ― グループ企業内労働市場と現地スタッフによる上司評価をめぐって ― / 白木三秀
    • 第8章 グローバル化の進む中国における労働問題 ― 国を越えた連携に向けて ― / 阿古智子
    • 第9章 アジアの高等教育における地域統合・地域協力 / 黒田一雄
  • 第3部 グローリゼーションと安全保障
    • 第10章 東アジア多国間地域安全保障協力をめぐる議論の興亡 / 植木(川勝)千可子
    • 第11章 「グローバル・イシュー」としての人権とアジア / 本多美樹
    • 第12章 アジア地域連携にみる人の移動と人身取引 ― メコン河流域諸国に着目して ― / 島﨑裕子

アジア地域統合講座 総合研究シリーズ 第3巻
梅森直之・平川幸子・三牧聖子 編著
歴史の中のアジア地域統合
Historicizing Asian Integration

  • 序章 アジア地域統合を歴史化する / 梅森直之・平川幸子・三牧聖子
  • 第一部 「経済アジア」の誕生
    • 1.日本とアジア地域主義展開の50年 ― 3つの規範の変遷 / 寺田貴
    • 2.「アジア・アフリカ」、「アジア太平洋」から「アジア」へ ― アジアにおける中国の多国間協力 / 青山瑠妙
    • 3.冷戦期における韓国の地域主義 ― 朴正煕の「自由アジア太平洋」認識とASPAC外交 / 李 鎔哲
    • 4.東南アジアの戦後 ― バンドン・非同盟・ASEANの源流と分岐点 / 平川幸子
  • 第二部 「帝国」と「反帝国」のネットワーク
    • 5.メコン河を挟んだ地域主義 ― 「東南アジア連盟」構想の蹉跌 / 高橋勝幸
    • 6.国境を超えた国民統合の試み ― 中国革命への華僑社会の参与 / 鄭成
    • 7.「東亜新秩序」をめぐる思想の交錯 ― 東亜連盟論と東亜協同体論の比較から / 河路絹代
    • 8.近代日本とアジア連帯 ― 閉ざされた契機、閉ざした契機 / 三牧聖子
  • 第三部 アジアの同床異夢
    • 9.裏声で歌え「共和国賛歌」 ― トランス・パシフィック・サンディカリストという運動系譜 / 篠田徹
    • 10.安重根の東アジア認識と地域協力構想 / 李 鎔哲
    • 11. インドによる想像のアジア ― 植民地主義の諸カテゴリーへの抵抗 / ブリジ・タンカ, 翻訳 宮本隆史
    • 12.文明と反文明のあいだ ― 初期アジア主義者の思想と行動 / 梅森直之

アジア地域統合講座 総合研究シリーズ 第4巻
天児慧・松岡俊二・平川幸子・堀内賢志 編著
アジア地域統合学 総説と資料

  • 第1部 アジア地域統合研究とは何か
    • 第1章 GIARI型アジア地域統合学とその意味 / 天児慧
    • 第2章 第2章 地域統合の理論とアジア ― 地域複合体と地域国際社会のはざまで ― / 山本吉宣
    • 第3章 アジア地域統合研究とネットワーク / 浦田秀次郎・平川幸子
    • 第4章 アジア地域統合研究とサステイナビリティ / 松岡俊二・堀内賢志
    • 第5章 アジア地域統合研究とアイデンティティ / 勝間田弘・飯田健
  • 第2部 図説・資料編
    • 1.基礎データ一覧
    • 2.東アジア関連年表
    • 3.重要論文・演説・宣言・条約の文言
    • 4.東アジアにおける地域制度
    • 5.経済・社会統計・データ
    • 6.文献案内

アジア地域統合講座 専門研究シリーズ 第1巻
勝間靖 編著
アジアの人権ガバナンス
Human Rights Governance in Asia

女性・子ども・障害者・難民・先住民族・エスニックマイノリティ等への人権保障はアジア地域協力と地域統合につながるのか

  • 第1部 国際人権規範の地域的な促進と実施
    • 第1章 アジアにおける人権レジームの構築 ― グローバル人権規範の受容とASEAN人権委員会 ― / 勝間靖
    • 第2章 女性の権利をめぐる東南アジアの地域的な取組み― ASEAN女性と子ども権利委員会 ― / 中川香須美
    • 第3章 地域的子どもの権利保障メカニズムの実現に向けて−北東アジア子どもの権利革命宣言― / 森田明彦
    • 第4章 アジア太平洋における障害者の人権 ― 障害当事者による人権の確立を目指して― / 中西由起子
  • 第2部 人権の主流化とネットワーク形成 
    • 第5章 アジア開発銀行と人権 ― 開発における人権保障をめぐる現状と課題 ― / 藤田早苗
    • 第6章 子どもの性的搾取に反対する国際ネットワークの形成― 当事者を中心とした「子どもの権利」ガバナンスの模索 ― / 勝間靖
    • 第7章 難民の権利を守るための地域ネットワーク ― アジア市民社会の動きを中心に − / 松岡 佳奈子
    • 第8章 先住民族ネットワーク ― アジアの草の根運動と国際人権システムを架橋する ― / 木村 真希子
  • 第3部 深刻な人権侵害の解決へ向けた地域協力   
    • 第9章 ミャンマーの人権侵害とアジア地域協力の可能性 ― 欧米諸国とASEAN諸国の対応の相違に注目して − / 本多美樹
    • 第10章 フィリピン南部ムスリム社会の人権侵害 ― 人権保護システム構築へのみち ― / 石井正子
    • 第11章 エスニック・マイノリティの人権のための地域協力 ― チッタゴン丘陵をめぐるNGOによる平和構築の試み ― / 下澤嶽
  • 資料 人権に関するASEAN政府間委員会への委託事項 / 勝間靖

アジア地域統合講座 テキストブック
天児慧 編著『アジアの非伝統的安全保障I 総合編』
Nontraditional Security in Asia I: An Overview

グローバリゼーションがもたらしてきたさまざまな負の側面は地域協力・地域統合にいかに関わるのか。感染症、環境、地域民族紛争などに焦点を当て、アジアの地域統合を考える。

  • 序章 アジアにおける非伝統的安全保障と新たなガバナンス / 天児慧
  • 第1章 持続可能な発展とリスクマネジメント ― 人間の安全保障を中心に ― / 関正雄
  • 第2章 HIV/エイズ, SARS感染症, 自然災害(震災) / 大谷順子
  • 第3章 グローバルでリージョナルな国際的感染症 ― 鳥インフルエンザ ― / 工藤宏一郎
  • 第4章 感染症のリスクマネジメント / 山本雅司
  • 第5章 アジアの森林資源と地球温暖化 / 森川靖
  • 第6章 森林環境とガバナンス / 天野正博
  • 第7章 中国の大気・水質汚染とガバナンス / 松岡俊二
  • 第8章 アジアにおける地域紛争 ― 東南アジアを中心に ― / 山田満

アジア地域統合講座 テキストブック
天児慧 編著『アジアの非伝統的安全保障II 中国編』
Nontraditional Security in Asia II: China in the Region

中国はいかにして新しいガバナンス・メカニズムを構築するのか。非伝統的安全保障の問題意識を深め、格差拡大や環境破壊、感染症の広がりなどさまざまな異なった問題解決の仕組みをつくる必要性に迫られている中国を理解する。

  • 序章 中国における非伝統的安全保障 / 天児慧
  • 第1章  「非伝統的安全保障」ネットワーク構築に向けて ― NGO/NPOの役割 ― / 王名
  • 第2章 経済発展と環境問題 ― 森林・大気・水汚染(酸性雨・黄砂) ― / 鄭躍軍
  • 第3章 深刻化する農村の環境汚染と農業再生 / 向虎
  • 第4章 中国における環境ビジネス / 青山周
  • 第5章 自然災害・気候変動とリスクファイナンス / 佐野肇
  • 第6章 エイズ問題から捉える中国の政治社会変動 / 阿古智子
  • 第7章 エネルギー問題とガバナンス / 堀井伸浩
  • 第8章 多民族国家の諸問題と中国的ガバナンス / 王柯

アジア地域統合講座 テキストブック  
鴨川明子 編著
アジアを学ぶ:海外調査研究の手法
Studying Asia: How to Conduct Field Research Abroad

海外で何かこれだけは頑張ったと思うことに挑戦してみませんか。海外調査研究の方法を習得し、海外に出かけて調査や研究をしてみたいと思っているあなたに届けます。

  • 序章 この本をとったあなたへ / 鴨川明子
  •  
  • 第1部 海外調査研究の考え方
    • 第1章 計量分析を初めて学ぶあなたへ / 飯田健
    • 第2章 質的分析を始めて学ぶあなたへ− 社会現象を発見し、理解する − / ファーラー・グラシア
    •  
  • 第2部 分析手法の学び方 
    • 第3章 量的分析手法 ―「問題意識の明確化」から「データの分析」まで ― / 岸保行
    • 第4章 質問紙のデザイン ― どのように調査質問紙を作成するのか ― / 岸保行・岸俊行
    • 第5章 質的分析手法によるインタビュー調査 ― カンボジアにおける人身取引を事例に ― / 島崎裕子
    • 第6章 他者と出会い、自己を模索するエスノグラフィーの旅 ― 中国の学校、コミュニティ、工場での経験から ― / 阿古智子
    • 第7章 国際開発論の言論分析 ― 議論が生成、具体化するプロセスを解体する ― / 山田肖子
    • 第8章 史料分析とインタビュー ― 現代中国の歴史と記憶 ― / 金野純
  • 第3部 トピックの学び方
    • 第9章 アジアの価値観 ― アジアバロメーターによる計量的把握の試み ― / 三上了
    • 第10章 「人間福祉」への計量的アプローチ ― 「フィールド(質)」と「データ(量)」の往復運動から ― / 米原あき
    • 第11章 タイとスリランカの継続的なフィールド調査―国際保健分野における比較研究― / 樋口まち子
    • 第12章 ムスリム女性を生きる ― 宗教的人間形成を理解するための定点的フィールドワーク ― / 服部美奈
  •  
  • 終章 この本を閉じようとしているあなたへ ― 地域研究の「危機」を超えて ― / 梅森直之


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